伊豆大島②:地層切断面・大量のノラ猫・裏砂漠とか
こんにちは。6月は祝日がなくて最悪ですね。
先日伊豆大島に船酔いしながら行った記録を書きましたが、その後も気分最悪ながらいろいろ見たので念のため書いておきます。
とりあえず宿に荷物を置いてからはレンタカーで島を一周しようという話になり、しました。
これは島一周の割と序盤で見つけためちゃくちゃデカい地層で、「地層切断面」と言うらしいです。まんまですね。
ずっと眺めてたら本気を出したねんりん家が作った特大サイズのバームクーヘンにも見えてきて、おかげでお腹も空いてきて船酔いもだいぶ治まりました。だからどうしたということはないです。
地層切断面の近くには、特に名前とかついてないだろうけどなんかトトロっぽい樹で出来た小道があって、正直地層よりもこっちの方がテンションあがりました。
あと伊豆大島の砂浜は今までに見たことがないくらい黒かったです。普通に三原山の噴火で出た噴出物が積もった結果でしょうけど、東京や地元宮崎では見ることのない景色なので割と新鮮で面白かった。
で、そんな黒い砂浜に囲まれた伊豆大島の集落は基本的に漁師町なので、こんな感じの長閑で風情のある街並みが広がっています。
かと思いきや、すぐ近くにこんなストリートファイターの背景みたいな光景が広がっていたりするので油断なりません。原型を失った廃車の山が急に出てきたのでびっくりしました。
そんなストファイの背景っぽい場所の近くに鵜飼商店というコロッケの有名店があったので立ち寄りました。
メニュー。コロッケ一個65円。めっちゃ安いですね。
あとメニューの上に貼られた大島高校学祭のポスターを見て、秒速5cmに出てくる種子島の女子高生がかわいかったのを急に思い出して「どこでもいいから離島の高校に通ってみたかったな」としんみり思いました。
ちなみにコロッケは大至急食べ尽くしてしまったので写真ありません。食べログを見ましょう。
そういえば全然前知識なかったんですが、伊豆大島を歩いてるとめちゃくちゃノラ猫に出会いました。しかもみんな人懐っこくて、
気付いたら友人が完全に包囲されてました。
あるんですねこんなこと。お腹を空かせているのか分からないけど全員めちゃくちゃかわいい猫なで声を出して足元にすり寄ってきます。
とはいえ手元に食べ物がないし、何より勝手に餌付けしていいか分からなかったので大変申し訳ない気持ちになりながら延々歩いて撒こうとしたんですが、
まじでどこまででも着いて来ました。
さっきの写真からここまで、誇張なしに1km弱は歩いてます。
かわいすぎたのでリュックに詰めて高速船で東京にお持ち帰りしようかと一瞬血迷いましたが、怒られる未来しか見えなかったので涙をのんでお別れしました。
ネコとさよならした後は、伊豆大島にある日本で唯一の砂漠に行きました。
はい。
霧がヤバすぎてあっち側みたいな光景が広がってますが、これが伊豆大島名所の一つ、裏砂漠です。
日本唯一の砂漠(国土地理院が発行する地図に日本国内で唯一「砂漠」と表記されている)で、海岸線同様、火山の噴火で堆積した真っ黒くて小さい火山岩に一面おおわれています。
標高がそこそこ高くて、平地が汗ばむ陽気でもここはめちゃくちゃ寒いです。上着を着て行きましょう。
視界がめっちゃ悪い中周囲を歩き回ってたら「もく星号遭難の地」という看板があってここで37名が犠牲になったとかそういう内容が書かれてたので、この深い霧と相まっていよいよあっち側感が高まってきて怖くなったので急いで退散しました。
これは筆島です。
一応伊豆大島名所の一つらしいのですが、波と風に浸食された細長い島があって、それ以上でもそれ以下でもありません。でも島を一周するときには必ず通る道中にあるので、見ておいて損はないと思います。
そんな感じで島を一周してたらサンセットの時間になりました。きれいですね。
今すごくどうでもいいこと言うけど、yoshiが書いた意味不明な携帯小説の表紙にこんな光景があった気がします。気のせいかもしれませんし、気のせいだといいなと思ってます。
サンセットの後は地元の居酒屋に行って伊豆大島名物のべっこう寿司を食べました。
唐辛子醤油に漬けられた魚(これがべっ甲みたいに見えるからべっこう寿司らしい)で作ったお寿司で、めっちゃ美味しいので伊豆大島に行く機会があれば絶対食べてください。
あとは三原山登山をしたりしたので気力があれば綴ります。
さようなら。