高尾山を稲荷山コースで登ったら割とキツかった話
こんにちは。
7月になぜか富山の立山(3000m級)を登る予定が入っており、登山なんか人生で数えるほどしかしたことないのでその練習として高尾山に登ってきました。
というわけで来ました。現在朝の8時です。
「来ました」ってサラっと言ってるけど朝8時に高尾山口駅に来るためには僕が住んでいる大田区の最寄り駅を6時半には出る必要があり、めっちゃ眠いです。高尾山、遠すぎる。
こんな時間なのに駅前にはすでに大量の先客がいました。さすが人気登山スポットですね。
で、全然知らなかったんですが高尾山登山にはいくつかのルートがあり、今日は稲荷山コースで登るぞと友人にその場で言われました。
高尾山にしては少しキツいコースとのことですが、テレビなんかでは「高尾山登山=軽いハイキング」みたいな言い方してた気がするのでまぁ大丈夫でしょう。
というわけで登ります。
そしたら初っ端から割とキツめな階段が延々続くし、それが終わったと思ったらもののけ姫みたいな歩きにくい獣道がこれも延々続くので心が早い段階で折れました。ハイキングとは何だったのか。
まぁでも稲荷山ルートは基本的に尾根を登っていくのでラクな場所は比較的ラクです。こういう平坦で安定感ある場所もちょくちょくあります。
と思って油断してたら8合目くらいでにわか雨に降られた結果めちゃくちゃぬかるんだ獣道を滑りながら登る羽目に。ハイキングとは何だったのか。
そしてもうすぐ踏破だという頂上付近には約200段の階段が待ち受けて再度心を折りに来ます。もうほぼほぼ頂上じゃんとか言ってぬか喜びしないように努めましょう。
辛い道のりもいつかは終わります。どうにか頂上へ。
あと85cmくらいどうにかならんかったのかと思いますが、達成感はすごいです。
そしてこれが頂上からの絶景です。
調子がいい日は富士山まで見渡せるらしいけどあいにくこの日はサイレントヒルの背景くらいモヤってて何も見えませんでした。
本来ならこんな景色が見えるらしいです。綺麗ですね〜〜〜。
踏破したので朝飯です(バカだから朝から何も食べずに登ってた)。疲弊太郎になってたのでこういうののワザとらしい糖分が超うまい。
頂上にはこういうのがいました。詳細は不明です。
あと高尾山の山頂付近には薬王院っていう大規模な寺社仏閣があって、そこにめちゃくちゃかっこいい天狗がいました。どうやら高尾山には古くから天狗伝説があるみたいです。ここに来るまで知りませんでした。知らないことだらけです。
薬王院にはヤクルトのめちゃくちゃアジのある広告があるので行ったら見ましょう。
そういえば山頂付近のお店で冷やしきゅうりを売ってて、登山で体が火照ってたこともあり買ってしまいました。奥に見えてる味噌をセルフで付けて食べろとのことだけど二度漬け厳禁と言われたので欲張って全体的にべっとりつけたところ、
なんか「密輸されたきゅうり」みたいになって食欲減退効果がすごかったです。何事も欲をかくとロクなことにならないですね。
ちなみに味は超美味しいです。本当ですよ。
密輸きゅうりを食べて満足したので下山します。帰りはケーブルカーに乗ってラクをしました。片道480円です。
乗るぞ乗るぞ乗るぞ乗るぞ乗るぞ。
少年心を忘れていないので喧しいおばちゃん団体を押しのけて真っ先に車両最前列へ。
このケーブルカー、かなり急な角度を進みます。運転手によると傾斜が31.8度もあってケーブルカーとしては日本一の急勾配とのことでした。
途中で登りケーブルカーとすれ違いました。向こうの人がめちゃくちゃ笑顔で手を振ってくれて、天皇陛下の御幸とかこんな気分なのかなと思った。
下山して昼飯として食べたソバととろろご飯。どうやら高尾山は山芋や自然薯を推してるみたいです。めちゃうまい。
帰宅前は高尾山口駅に併設されている京王高尾山温泉に行きました。
露天風呂にあった炭酸泉の炭酸が人生一濃くて最高だったのでまたぜひ行きたい。
余談だけど翌日は下半身を中心にかなり筋肉痛だったけど、ビル90階分を自力で登るのと同じ運動量だったらしいのでそりゃそうだなと思いました。
登山前後にはちゃんとストレッチをしましょう。
さようなら。