スイティエン公園で「奇界遺産」表紙のデカい顔を見てワニ釣りをした話
こんにちは。書くことがないので唐突に以前行ったホーチミンの話をします。
長いです。
スイティエン公園知ってますか。
「世界の有名遊園地12選」にフロリダや東京のディズニーランドなんかと並んで選ばれたこともある、ベトナムの歴史や仏教観を落とし込んだ独特の世界観が魅力のテーマパークです。
とにかく園内にあるモニュメントのデカさとその極彩色に定評があるらしく、楽しそうだったので実際に行ってみました。
来ました。スイティエン公園正面入り口です。既に派手ですね。
位置関係としてはこのような(何もわからない)。
地図左下がホーチミンの中心です。なのでスイティエン公園はそこから北東に約20kmってところでしょうか。
バスで行く方法もあってそれが一番安かったけど、3人で旅行してたので全員で割れば大した料金にならんだろうという判断のもと、ホーチミン市の中心ドンコイ通りから安心安全のビナサンタクシーで来ました。所要時間30分ちょっと。1人600円くらいでした。ボられてはないと思います。
ちなみにバスだと所要時間はタクシーの倍の約1時間、しかし運賃は1人約30円らしいです。やっす~~~。
あとホーチミンでは地下鉄の建設が進んでおり、2020年くらいにはそれが開通してホーチミン中心からスイティエン公園まで鉄道でのアクセスも可能になるみたいです。タクシーもバスも怖くて使いたくないという人はあと1年待ちましょう。
着いたらまず入場チケットを買いましょう。
後ろのミニストップっぽい建物はミニストップです。ベトナムにもあります。
大人1人120,000ドン。日本円で約600円です。ベトナムの物価からしたらかなり高いんじゃ???
入口付近にはデカいカエルの像が。口から水を吐き、あたりには霧が漂っています。
入場したらすぐに、神様の言うとおりで登場人物をエグい食い殺し方してそうな謎の像がお出迎えしてくれました。その影で涼んでる人間と見比べればわかるけど、かなりデカい。
本当にいちいちデカく、そして派手です。この金色像を見てください。絶対商売繁盛の神ですよねこれ。
剣を咥えた派手なカメとそれに乗った派手な仏様。
園内にはJ・K・ローリングが絶対に許可を出してないハリーポッターの施設もありました。恐らくお化け屋敷です。写真が終わってるのは園内を巡る巡回バス的アトラクションから撮影したからです。
他にも、無許可のドラえもんキャラクターが天井から雑に垂れ下がってるなかBGMでエレクトリカルパレードがかかってるエリアがあったりして、全体的に著作権の墓場みたいな場所だなと思った。
そんなスイティエン公園に来た目的は大きく2つあって、1つは奇界遺産という本の表紙になっているめちゃくちゃデカいおじさんの顔を見ることでした。
これがそれです↓
皆さんも一度は見たことがあるんじゃないでしょうか。10年くらい前のビレバンで奥の方に平積みしてあったあの本です。ちなみにこの本ではスイティエン公園の事を「狂ったディズニーランド」と評しているっぽくて、なんというか的確だなと思った。
で、ネットの情報によるとこの顔は園内の屋外プールにあるらしく、早速見てみましょう。
このド派手な門の奥がプールです。無駄に広大な園内を歩き回っていればあります。頑張って探してください。
では、突撃しましょう。
????????????
プールに入ろうと思ったら謎のゲートが。
どうやらスイティエン公園は入場料とは別に各施設で別途課金が必要なようで、プールに入りたきゃさらに金を積めということのようです。インターネットによると別途500円とかかかります。
しかも外部からの飲食物の持ち込みも禁止。日本の小うるさいレジャー施設と変わらん。そういうところルーズなのが東南アジアの良さなのでは……
課金するほどドンが余ってなかったし、なにより手元に水着もなかったのであの顔はゲートの隙間から撮影しました。どうにか拝めたのでこれでよしとしましょう。マジでデカいです。
奇界遺産の表紙と比べるとだいぶ顔色が悪くなっているのは、雨で表面の塗装が剥げたのか、あるいは塗りなおしたのか。真相は知りません。
そしてスイティエン公園ではワニ釣りも楽しめます。これがここに来た2つ目の大きな目的です。
ここがそのワニ釣り場です。無駄に広大な園内のどこかにあります。自分の足で探してください。もちろんここも入場料とは別に課金が必要です。入場料は1人約150円とかそれくらいでした。
こういう立派なワニが池全体に本当に数えきれないほどいます。
釣りをしたい場合は入場料とは別に竿代がかかります。50円もしなかったと思うけど、前のこと過ぎて詳細な料金は忘れました。
お金を払うと生肉が先っちょに付いた釣竿が渡されるので、池に向かって投げましょう。すると開始10秒くらいでワニがマジな食欲で食いついてきます。
このホーチミンTシャツを着ている人はセンスがなさすぎて30秒で肉を取られてしまい、全ての楽しみを失いました。めちゃくちゃ刹那的な娯楽です。
当然ですがこの竿に釣り針は付いておらず、ワニ釣りと言いつつも実質餌付けですね(本当に釣れて持って帰れと言われても困るけど)。
あとこのワニ釣り場ではなぜか従業員もそこここで釣りをしててやっぱベトナム自由だなーとか思いながら見てたら、このスタンドを召喚しそうなポーズの従業員がワニじゃなくてデカいナマズをマジで釣り上げててびっくりしました。アリなんですねそういうの。
刹那的ワニ釣りを終えた後は園の入口付近で出待ちしてるビナサンタクシーに乗ってホーチミンの中心部に帰りました。
タクシー楽だけどやっぱりホーチミン特有のバイク渋滞に巻き込まれたりして時間かかるしダルいので、はやくホーチミン地下鉄が開通するといいですね。
さようなら。