北陸①:富山でホタルイカの身投げを見ようと頑張りました
こんにちは。
富山県の春の風物詩にホタルイカの身投げというものがあります。
富山湾のホタルイカたちが4月頃一斉に浅瀬の砂浜に押し寄せる様子を身投げと呼び、その青白い光が海岸を埋め尽くす様子がたいそう美しいと評判らしいです。
どういう理屈で彼らが浅瀬に来るのかとかは全然詳しく知らないのでホタルイカの身投げの条件「時期・時間・場所は?」を見てください。なんならリンク先にその美しい青白い砂浜の写真もあります。
で、新年度早々仕事に疲れて心が荒みつつあったので東京からなるだけ離れてリフレッシュすべく、友人たちとそれを見がてら北陸旅行することに急遽なりました。
そしてこの先を読んでもらえれば分かると思いますが、タイトルになってるホタルイカ身投げの話より北陸新幹線遅延がメインになっています。気にしないでください。
リーマントラベラーなので相変わらず金曜夜に出発します。
行くぞ行くぞ行くぞ行くぞ行くぞ行くぞ。
死亡。
その後どうにか安全確認が取れたらしく運転再開したもののその20分後くらいに
死亡アゲイン。どうなってんだ。
線路内に立ち入って10㎞歩いたヤバいジジイのおかげで新幹線が完全にストップしたので、車内販売でとりあえず晩飯を食います。
鱒寿司うまい。ビールは石川のフルーティなやつです。左の筒は身投げする前に人の手で殺されたホタルイカの素干し。
軽井沢駅で新幹線が完全にストップしてしまいました。暇潰しに降ります。
なんなら駅外にも出ました。なぜならこの先1時間は動かないよと言われたからです。
それはいいんだけど本当に軽井沢駅前お店開いてなくて途方に暮れました。さすが避暑地というか、寒々しい感じがした。
その後車内販売を再度捕まえて日本酒とビーフジャーキーをゲットし、座席が居酒屋になりました。
日本酒とホタルイカ素干しのマリアージュ本当にやばくてお酒がマッハ消費されて行くので気をつけてください。
なんやかんやで富山着いた。120分ちょっと遅れてこの段階で午前1時半くらいです。本当に疲れ切った。
ただ、車内放送で120分以上遅れたので特急料金が払い戻されるという旨の連絡が入り、その瞬間疲労困憊の車内に何か困難な出来事をみんなで成し遂げたみたいな明るい雰囲気広がったのが面白かったです。
切符に払い戻し用の遅延スタンプを押してもらい、ようやく改札を出ます。
やっっっと本題に入ることができますが、ここからは富山の友人の車でホタルイカが身投げしてるであろう浜辺へ。
そしたら深夜2時とかなのに先客めちゃめちゃいました。
どうやら皆さん身投げを見物するワケじゃなくて、明日のおかずを一品増やすべくホタルイカの捕獲を試みているようです。
そしてこれが肝心の砂浜です。ホタルイカ、全然いませんね。砂浜が青白く光るという話は何だったのか。
しょうがないので人が捕まえたやつを見せてもらいましょう。
この人は午後10時半から午前2時まで粘ってホタルイカ2匹とコチっぽい底魚1匹しか捕れていないということでした。これが現実……
あまりにもいないので10分くらいドライブして場所を変えました。ここも先客がすごい。岩瀬浜という場所です。さっきの浜の名前は忘れました。
写真はないんですが、ここにもパッと見で分かるほどホタルイカはいません。
要するに完全な空振り日です。
なので再度、先客の1人に収穫を見せてもらいました。
ホタルイカかわいい。なかなか生きてるそれを見る機会ないので目に焼き付けました。
その後、どうにか自分たちでも1匹くらい浅瀬泳いでるやつか浜に転がってるやつ見つけたいなと思って砂浜歩いてると、
????????????
割とすぐいました。身投げ後のホタルイカです。
いたというか、死体だったので「ありました」という表現が正解かもしれませんが、とにかく自分たちでもホタルイカを見つけるという目標が達成されたので良かったです。
当初の青白い砂浜を見るという目標はこの際忘れましょう。
低い目標が達成できたので気分が良くなり帰りにローソンでご当地おにぎりとレッドブルを買いました。
結果だけ言うと、とろろ昆布とレッドブルが全然合わなかったのでレッドブルと食べ物を合わせようと思わない方がいいです。
その後、朝の3時半くらいにホテル着いてテレビをつけたら全民放放送終わってました。ホタルイカを見るのもラクじゃありませんね。
なお翌日から富山石川福井ツアーが始まったので余裕あれば綴ります。記録したいので。
さようなら。