池袋:かなり中国なフードコート「友誼食府」に行ってきました

こんにちは。もう既にだいぶ話題になってるスポットに今更行ってきた話をします。

 

ある日友人から「池袋にほぼ中国なフードコートがあるらしい、インターネットの人が言ってた!!!」と誘われたので、行きました。

久しぶりに少しでも海外気分を味わいたかったからです。

 

そのフードコートは友誼食府(ユウギショクフ)というらしく、その耳に馴染まない名称には確かな海外(チャイナ)感があります。

 

tabelog.com

 

 

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というわけで来ました。池袋駅西口(北)です。

ここがまさに最寄りで、奥に見えるビルの4階が目的のフードコートです。

 


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エレベーターのフロアガイドを見て分かる通り、ビル全体がチャイナです。

1階のエレベーターホールにあるテレビでは中国語の歌に中国語のカラオケ字幕が流れてて、恐らく3階にあるPANDAカラオケは池袋界隈の中国人労働者行きつけの、むしろ日本人お断りみたいなカラオケ店なんだろうなと思った。

 

お目当ては4階にある友誼食府ですが、この案内から分かるように中国食品友誼商店という中国とかそういうアジア系食材専門スーパーに付随するフードコートということみたいです。

 

早速4階に行きましょう。

 


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友諠商店の様子です。商品に対する日本語の説明、皆無。

なんというか、この例えでどこまで伝わるか不明だけど、上野にあるアメ横センタービルの地下をかなりマイルドにしたような感じです。アメ横のそれは戦場だ。

 

一通り友諠商店を見て回ったので本来の目的であるフードコート、友誼食府へ。

 

なお、見たことない食材の宝庫に完全にテンションがおかしくなってて肝心のフードコート全景の写真は撮り損ないました。見たい人はインターネットの海から探してください。

ざっくり説明すると席数はだいたい20くらいでそんなに広くはないです。その客席を取り囲むように台湾、四川、上海、香港飲茶、あとなんかもう一つの、計5店が軒を連ねています。

そしてこの友誼食府では現金での商品購入は不可です。専用の謎プリペイドカードに現金をチャージし、各店舗にてそのカードから支払いをする必要があります。

 

 

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そのあたりはフードコート入口付近にこの非常に分かりやすい貼り紙があるので、心を無にして拝読の上、しっかりと理解してください。

 

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これが専用プリペイドカードです。僕はとりあえず2000円チャージしました。


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初手は台湾料理店から。この、色々と謎すぎる「猪血糕」なる料理をチョイス。

読み方も分からんのでとりあえずググってみると、

 

 

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Pig's blood cake

(したくないけど)日本語に直訳するなら、豚の血液ケーキでしょうか。非常に挑戦的な料理ですね。

 


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これがそれです。

思った以上に血液感もケーキ感もない、真っ黒い直方体がたくさん来ました。まぁ商品写真があったから分かってはいたんですが。

お味はというと、口に含んだ瞬間に香草っぽい「はじめまして」な香りが広がります。でもそれが嫌な感じかというとそうでもなく臭みは皆無です。もち米ベースだからこそのモチモチした食感と絶妙な塩味が口いっぱいに広がり、かなり美味しい。


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美味しいので、隣の商店で台湾ビールを買ってきました。

フードコートでの酒類の提供はないのですが、同じフロアの友諠商店で購入した飲料なら持ち込み自由です。

 

酒で食欲が加速してきたのでどんどんいきましょう。

 


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上海料理の店で買った上海葱油麺?みたいな名前の麺料理です。

簡単に言えばネギ油ベースの油そばで、焦げるまでフライされたネギの香りに加えて油と醤油と化調のジャンキーなうまみが口の中で暴れてめちゃくちゃ美味しい。500円です。

 

お次は香港飲茶のお店へ。

 


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どういう意味か不明だけど大鍋貼って名前のデカ餃子5個セットです。

すでに焼いてあるものをその場で客に隠すことなくレンチンしてくれます。味は普通。

 


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四川料理のお店で買った「麻辣串」みたいな名前の料理です。買った時点ではメニュー名の通り串に刺さってたんだけど、店員のチャイナお姉さんが問答無用でこの盛り付けにしてくれたので串感は皆無になりました。

ざっくり言うと麻辣味(マーラーウェイ)な漬け汁に漬けこまれた冷製おでんみたいなメニューです。僕はブロッコリーと油揚げと小さい筍をチョイスしたんだけど、どれもこれもちょうどいい辛さでとても美味しい。1本100円なのでこれで300円。

 


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最後はデザートとして台湾料理のお店で友人が買った台湾風揚げパン(600円)で締めます。揚げたて熱々のパンに甘ったるい練乳が絡んで、なんというか、きなこの揚げパンが恋しくなる味でした。

 

こんな感じで友人とそれぞれがチャージした2000円分のメニューをシェアしながら完食したら死ぬほど満腹になったので、ここでは成人男性一人あたり1500円分くらい食べればお腹はちょうどいい感じになると思います。

 

美味しいし、コロナ禍でも手軽にそれっぽい異文化コミュニケーションが楽しめるので、トータルでかなりオススメのスポットでした。だからこそ既にある程度有名になってるんですが…

 

というわけで最後に、友諠商店で堂々と売ってた完全なるパチモンチョコパイの写真でこの日記のまとめとしたいと思います。

 


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 さようなら。