7月なのに大量の雪が残る立山(雄山)をスニーカーで登ったら地獄だった

こんにちは。長いです。

 

富山県が誇る立山連峰に登ってきました。3000m級です。7月中旬ですが、天候とか残雪とか、どうなんでしょうか。答えは…最後まで読まなくても分かります。


f:id:gatomoshi:20190713153450j:image

富山市内の友人宅で一泊して、立山黒部アルペンルートへの富山側の入口である立山駅に向かいます。

付近のセブンイレブンは山小屋感があります。一緒に登る友人から「山の頂上で食べるカップヌードルは最高に美味しい」と聞いたので、荷物になるけどここで購入しました。頂上売店でも売ってるっちゃ売ってるけど、お値段が下界の3倍くらいすると教えてもらったからです。


f:id:gatomoshi:20190713153524j:image

立山駅についたら「みどりの窓口」的窓口(JRじゃないのでみどりの窓口ではない)でこれから乗るケーブルカーやバスやロープウェイの切符をまとめて購入しましょう。

僕は黒部ダムまで行ったので往復交通費は10000円越えでした。碌に調べず勝手に3000円くらいだろうと思ってたので、ここで精神的に一度死にました。必要経費くらい事前に調べておきましょう。

 


f:id:gatomoshi:20190713153445j:image

立山駅(標高475m)からはケーブルカーに乗って経由地である美女平駅までの高低差約500mを一気に登ります。


f:id:gatomoshi:20190713153459j:image

そして美女平駅から登山口がある室堂までの高低差約1500mは大型バスで登ります。

所要時間が50分と長い上、中盤以降「七曲り」とかいうカーブが連続して続く結構なバス酔いスポットがあるので不安な人は薬を飲んでおくといいでしょう。


f:id:gatomoshi:20190713153555j:image

ちなみに目的地の室堂付近では有名な雪の壁「雪の大谷」を見ることができます。7月にもなるとだいぶ背が低くなってます。これなら上から飛び降りても骨折くらいで済みそうですね。

 


f:id:gatomoshi:20190713153432j:image

無事室堂ターミナルに到着。蕎麦屋があります。標高2450mにある蕎麦屋です。


f:id:gatomoshi:20190713153601j:image

登山直前だけど念のため。うまい。


f:id:gatomoshi:20190713153438j:image

なお、まだ登山口とはいえ2450mもあるので下界と同じ格好をしていると凍死します。コンパクトで持ち運び便利なウルトラライトダウンをユニクロで買っておきましょう。

 

というわけで早速ですが登ります。

目指す立山連峰の「雄山」は標高3003m。何度も言いますが、登山口のある室堂が2450mなので実際に足で登るのは500mくらいです。楽勝では?

 


f:id:gatomoshi:20190713153423j:image

とか思ってたらいきなり雪原からのスタートでいきなり詰みました。なぜ詰んだかと言うと、


f:id:gatomoshi:20190713153558j:image

普段コンビニとか行く時に履いてるニューバランスAmazonで買った8000円ちょいくらいのやつ)で登ろうとしていたからです。足のグリップが全然効かない。



f:id:gatomoshi:20190713153534j:image

それなのに見渡す限りの雪原。7月とは思えません。なお、傾斜が割とキツいので一度滑ったらノンストップで転がるやつです。

 

で、実際スニーカーで登ってみてどうだったのって話ですが、無事登れたし帰っても来れたのでまぁ今回は結果的に良かったんだけど、雪山をスニーカーで登るのは自殺行為なので絶対にやめた方がいいです(当たり前の話をしています)。

登りはまだいいとしても、下りで死ぬほど転んで全身雪まみれになったし、これで滑落とかして山岳救助隊のお世話になったりなんかしたら準備不足が過ぎるとかで洒落にならないくらい叱られると思う。

あと、何よりそれで出動させられる関係各所に申し訳なさすぎるので、雪山に登りたいけどそれ用の靴持ってないよって人はモンベルでアイゼンを買いましょう。

 


f:id:gatomoshi:20190713153537j:image

気を取り直してここは標高2700mにある休憩地点、一の越です。ここまで来ると雪はほぼ解けています。


f:id:gatomoshi:20190713153453j:image

補給。



f:id:gatomoshi:20190713153442j:image

一の越以降は岩につかまりながら登る場面がかなり増えます。なので軍手をしている。

これは、下界ではあまり見ないタイプの、ジョルノ・ジョバーナが作った生命体っぽいテントウムシが頂上付近にいて珍しかったので記録したやつです。正式名称は知りません。

 

f:id:gatomoshi:20190713153552j:image

とかなんとかやってたらいつの間にか頂上に着いてました。3003m。雄山の天辺です。


f:id:gatomoshi:20190713153527j:image

三00三米。

f:id:gatomoshi:20190713153543j:image

そして売店、というか社務所的施設で本当にカップ麺を500円で売ってました。たけぇ。

ちなみに。カップ麺自体は下界から持ってきたけどそういえばお湯がないじゃんっていう少し抜けている人のために、お湯も300円で売っています。需要がある場所には供給が生まれるもんですね。


f:id:gatomoshi:20190713153519j:image

そしてこれは700円で買ったアサヒスーパードライです。700円です。


f:id:gatomoshi:20190713153549j:image

まぁいいや。食うぞ食うぞ食うぞ食うぞ食うぞ。


f:id:gatomoshi:20190713153502j:image

僕たちはちゃんとイワタニを持っていたので、お湯に300円を払うことはありませんでした。


f:id:gatomoshi:20190713153429j:image

うますぎ。この世で一番うまい。


f:id:gatomoshi:20190713153426j:image

ただしカップ麺とビールでお腹が膨れすぎると下りのこういう姿勢が激しくしんどくなるので、そこだけは注意してください(そしてこの後雪原で無限に転んだ)。


f:id:gatomoshi:20190713153540j:image

無事下山した後は室道山荘っていう歴史ある山小屋に泊まって、翌日は黒部ダムとか行って下山しました。

下山後の「まんだら遊苑」っていう施設とコンビニ「サンダーバード」が激しく面白かったのでまた今度記録したい。

お疲れ様でした。

 

さようなら。

サルミアッキとスーパーサルミアッキをAmazonで買って食べた

こんにちは。

 

日本のインターネットでは古くからサルミアッキを食う」というコンテンツが数多く垂れ流され続けています。

 

f:id:gatomoshi:20190708181154j:image

これがそれです。右がサルミアッキ、左がスーパーサルミアッキです。どっちもスタイリッシュなトランプケースみたいなデザインでカッコいいですね。

 

そもそもサルミアッキとは何か。wikiによると塩化アンモニウムリコリスという薬草でつくられるキャンディで、北欧では伝統的に食べられていらしい。

 問題はその味で、世界最悪にマズいという声が後を絶ちません。そもそもお菓子を塩化アンモニウムから作ろうという発想がヤバい。アンモニアってお小水の代名詞じゃないですか?北欧人が家具とかのデザイン面に能力全振りした結果、舌がバグったとしか考えられないですよね。

 

前々からインターネット上で「クソマズい」「タイヤを焼いた味がする」「救いのないマズさ」みたいな評価をちょくちょく見てて、そんなに?と逆に好奇心が湧き、気が付いたらゾンアマでポチってました。2019年、既に同じコンテンツが無数にあるのに、です。

価格は2つで1300円。国内に在庫がないっぽくて北欧から取り寄せるので高いです。

アメ横あたりで売ってそうな気がしたけど行くのがダルくて通販しました。

 


f:id:gatomoshi:20190708181151j:image

これがノーマルなサルミアッキです。菱形の淀んだコーラみたいな色した硬めのグミ的物体が無数に入っています。これだけ無数にあって本当にマズかったらかなり最悪ですが、とりあえず一個食べてみました。

 

……結果だけ言うと暴力的にマズく、何に近い味かと言われてもすぐにこれに似てると例示することも出来ないような「はじめまして」なマズさです。

強いて言えば苦くてしょっぱくてエグくて後味が最悪な、毒に近い何かです。でもそんな食い物この世にサルミアッキ以外存在しないだろ。なのでサルミアッキは「サルミアッキ味」としか言いようがないということになります。

10秒くらい我慢して舐めた後ティッシュに包んで捨てました。

 


f:id:gatomoshi:20190708181157j:image

そしてこれはスーパーサルミアッキです。色はノーマルサルミアッキと同じですが、形はメロンパンに似てますね。

「スーパー」が「マズさ」の部分にかかってたら本当に最悪ですが、買ってしまった以上後には引けないので食べます。

 

……お味としてはやっぱりしょっぱくて苦くてエグくて最悪にマズいんですが、微かにハーブ的何かを混ぜたような風味があります。

普段ハーブやミント味のアイスやチョコは歯磨き粉を食べてるみたいな気分になるので絶対頼まないんですが、今回ばかりはその微かな爽やかさが若干の救いとして機能していたので感動しました(美味しいとは言ってない)。

15秒くらい我慢して舐めた後ティッシュに包んで捨てました。

 

ちなみに、救いを求めて試しに蜂蜜をかけて食べてみたら口の中で蜂蜜とサルミアッキになってなんの意味もなかったので試さないほうがいいです。

 

あと、ゾンアマのレビューでは「慣れればうまい」「不思議と癖になる」って書いてる人が何人かいましたが、僕は3つくらい食べてみて無理だったので、無理ということにしました。そんなわけで現状サルミアッキが大量に余ってるので美味しい食べ方知ってる人いたら教えて下さい。

 

さようなら。

高尾山を稲荷山コースで登ったら割とキツかった話

こんにちは。

7月になぜか富山の立山(3000m級)を登る予定が入っており、登山なんか人生で数えるほどしかしたことないのでその練習として高尾山に登ってきました。

 

f:id:gatomoshi:20190622131334j:image

というわけで来ました。現在朝の8時です。

「来ました」ってサラっと言ってるけど朝8時に高尾山口駅に来るためには僕が住んでいる大田区の最寄り駅を6時半には出る必要があり、めっちゃ眠いです。高尾山、遠すぎる。


f:id:gatomoshi:20190622143534j:image

こんな時間なのに駅前にはすでに大量の先客がいました。さすが人気登山スポットですね。


f:id:gatomoshi:20190622143522j:image

で、全然知らなかったんですが高尾山登山にはいくつかのルートがあり、今日は稲荷山コースで登るぞと友人にその場で言われました。

 

mttakaomagazine.com

 

高尾山にしては少しキツいコースとのことですが、テレビなんかでは「高尾山登山=軽いハイキング」みたいな言い方してた気がするのでまぁ大丈夫でしょう。

 

というわけで登ります。


f:id:gatomoshi:20190622143440j:image

f:id:gatomoshi:20190624200615j:image

そしたら初っ端から割とキツめな階段が延々続くし、それが終わったと思ったらもののけ姫みたいな歩きにくい獣道がこれも延々続くので心が早い段階で折れました。ハイキングとは何だったのか。


f:id:gatomoshi:20190622143736j:image

まぁでも稲荷山ルートは基本的に尾根を登っていくのでラクな場所は比較的ラクです。こういう平坦で安定感ある場所もちょくちょくあります。


f:id:gatomoshi:20190622143526j:image

と思って油断してたら8合目くらいでにわか雨に降られた結果めちゃくちゃぬかるんだ獣道を滑りながら登る羽目に。ハイキングとは何だったのか。


f:id:gatomoshi:20190622143539j:image

そしてもうすぐ踏破だという頂上付近には約200段の階段が待ち受けて再度心を折りに来ます。もうほぼほぼ頂上じゃんとか言ってぬか喜びしないように努めましょう。

 

f:id:gatomoshi:20190622143530j:plain

辛い道のりもいつかは終わります。どうにか頂上へ。

あと85cmくらいどうにかならんかったのかと思いますが、達成感はすごいです。


f:id:gatomoshi:20190622143451j:image

そしてこれが頂上からの絶景です。

調子がいい日は富士山まで見渡せるらしいけどあいにくこの日はサイレントヒルの背景くらいモヤってて何も見えませんでした。


f:id:gatomoshi:20190622143702j:image

本来ならこんな景色が見えるらしいです。綺麗ですね〜〜〜。


f:id:gatomoshi:20190622143552j:image

踏破したので朝飯です(バカだから朝から何も食べずに登ってた)。疲弊太郎になってたのでこういうののワザとらしい糖分が超うまい。


f:id:gatomoshi:20190622143547j:image

頂上にはこういうのがいました。詳細は不明です。


f:id:gatomoshi:20190622143509j:image

あと高尾山の山頂付近には薬王院っていう大規模な寺社仏閣があって、そこにめちゃくちゃかっこいい天狗がいました。どうやら高尾山には古くから天狗伝説があるみたいです。ここに来るまで知りませんでした。知らないことだらけです。


f:id:gatomoshi:20190622143429j:image

薬王院にはヤクルトのめちゃくちゃアジのある広告があるので行ったら見ましょう。


f:id:gatomoshi:20190622131338j:image

そういえば山頂付近のお店で冷やしきゅうりを売ってて、登山で体が火照ってたこともあり買ってしまいました。奥に見えてる味噌をセルフで付けて食べろとのことだけど二度漬け厳禁と言われたので欲張って全体的にべっとりつけたところ、


f:id:gatomoshi:20190622143444j:image

なんか「密輸されたきゅうり」みたいになって食欲減退効果がすごかったです。何事も欲をかくとロクなことにならないですね。

ちなみに味は超美味しいです。本当ですよ。


f:id:gatomoshi:20190622131346j:image

密輸きゅうりを食べて満足したので下山します。帰りはケーブルカーに乗ってラクをしました。片道480円です。


f:id:gatomoshi:20190622143502j:image

乗るぞ乗るぞ乗るぞ乗るぞ乗るぞ。


f:id:gatomoshi:20190622143506j:image

少年心を忘れていないので喧しいおばちゃん団体を押しのけて真っ先に車両最前列へ。


f:id:gatomoshi:20190622143518j:image

このケーブルカー、かなり急な角度を進みます。運転手によると傾斜が31.8度もあってケーブルカーとしては日本一の急勾配とのことでした。


f:id:gatomoshi:20190622143513j:image

途中で登りケーブルカーとすれ違いました。向こうの人がめちゃくちゃ笑顔で手を振ってくれて、天皇陛下の御幸とかこんな気分なのかなと思った。


f:id:gatomoshi:20190622143458j:image

下山して昼飯として食べたソバととろろご飯。どうやら高尾山は山芋や自然薯を推してるみたいです。めちゃうまい。


f:id:gatomoshi:20190622143455j:image

帰宅前は高尾山口駅に併設されている京王高尾山温泉に行きました。

露天風呂にあった炭酸泉の炭酸が人生一濃くて最高だったのでまたぜひ行きたい。

 

f:id:gatomoshi:20190623104211p:image

余談だけど翌日は下半身を中心にかなり筋肉痛だったけど、ビル90階分を自力で登るのと同じ運動量だったらしいのでそりゃそうだなと思いました。

 

登山前後にはちゃんとストレッチをしましょう。

 

さようなら。

伊豆大島③:三原山登山口にあったお土産屋の死体など

こんにちは。あまり中身のない短い日記です。短いのですぐ読めます。中身ないけど。

 

f:id:gatomoshi:20190605192522j:plain

三原山です。登ります。

 

f:id:gatomoshi:20190605192517j:plain

登りました。途中全然写真ないけど1時間足らずで登れた気がする。詳細な所要時間は「三原山 登山 所要時間」とかでググってください。答えがすぐに分かります。これは頂上付近にあった鳥居です。

 

f:id:gatomoshi:20190605192441j:plain

これも頂上付近にあった謎のPhoto Spot。 何が写るんでしょうか。撮ってみましょう。

 

f:id:gatomoshi:20190605192453j:plain

撮った写真です。

5秒くらい「?????」となって、「ゴジラってこと????」と気づきました。前の写真で「ゴジラ」の文言が看板に入っていないのは、伊豆大島観光協会東宝に袖の下を渡していないからでしょうか。いつも思うけどこういう余計な事言うのやめたいです。

 

f:id:gatomoshi:20190605192537j:plain

そういえば三原山に上る直前お土産屋さんの死体がありました。個人的に朽ち果てた建物や施設は好きなので、やってるお土産屋さんを見つけるより俄然テンションがアガった。

 

f:id:gatomoshi:20190605192426j:plain

かつて存在してたのであろう「伊豆大島観光レディ」的な女性陣と知らないおじさんの写真がぽつんと取り残されていました。

こういうやってたころの息吹が感じられる遺物があるのとてもいいですね。

 

f:id:gatomoshi:20190605192419j:plain

唐突に伊豆大島で食べた昼飯です。この、きらく小屋っていうお店で食べました。

 

 

f:id:gatomoshi:20190605192546j:plain

伊豆大島名物の明日葉と海苔のピザ。うまい。

 

f:id:gatomoshi:20190605192540j:plain

伊豆大島名物の海苔を使ったたらこスパ。うまい。

 

うまいんだけど、どっちの料理もジャンクフードでぶっ壊れた舌には薄味に感じられて、こういうちゃんとした料理を心から美味しく感じられるように健康的な生活を送ろうと思いました。

 

あと色々したっちゃしたんだけどあんまり写真がなかったので帰ります。

 

f:id:gatomoshi:20190605192438j:plain

帰ります。行きでゲロ酔いしたジェット船で。

 

f:id:gatomoshi:20190605192513j:plain

めちゃくちゃ天気いいし凪なので船酔いはしないだろうと思いつつ、船に酔う前に酒で酔ってしまおうという魂胆。

 

そして酒に酔った結果この後爆速で寝てしまい、気付いたらもう東京でした。

 

f:id:gatomoshi:20190605192434j:plain

これは竹芝桟橋到着直前に撮った、普段なかなか見ることのできないレインボーブリッジの恥ずかしい部分です。こんな風になってるんですね。

 

そんな感じです。

 

さようなら。

伊豆大島②:地層切断面・大量のノラ猫・裏砂漠とか

こんにちは。6月は祝日がなくて最悪ですね。

 

先日伊豆大島に船酔いしながら行った記録を書きましたが、その後も気分最悪ながらいろいろ見たので念のため書いておきます。

 

とりあえず宿に荷物を置いてからはレンタカーで島を一周しようという話になり、しました。

 

f:id:gatomoshi:20190605191014j:plain

これは島一周の割と序盤で見つけためちゃくちゃデカい地層で、「地層切断面」と言うらしいです。まんまですね。

ずっと眺めてたら本気を出したねんりん家が作った特大サイズのバームクーヘンにも見えてきて、おかげでお腹も空いてきて船酔いもだいぶ治まりました。だからどうしたということはないです。

 

 

f:id:gatomoshi:20190605191018j:plain

地層切断面の近くには、特に名前とかついてないだろうけどなんかトトロっぽい樹で出来た小道があって、正直地層よりもこっちの方がテンションあがりました。

 

f:id:gatomoshi:20190605191023j:plain

あと伊豆大島の砂浜は今までに見たことがないくらい黒かったです。普通に三原山の噴火で出た噴出物が積もった結果でしょうけど、東京や地元宮崎では見ることのない景色なので割と新鮮で面白かった。

 

f:id:gatomoshi:20190605191045j:plain

で、そんな黒い砂浜に囲まれた伊豆大島の集落は基本的に漁師町なので、こんな感じの長閑で風情のある街並みが広がっています。

 

f:id:gatomoshi:20190605191042j:plain

かと思いきや、すぐ近くにこんなストリートファイターの背景みたいな光景が広がっていたりするので油断なりません。原型を失った廃車の山が急に出てきたのでびっくりしました。

 

f:id:gatomoshi:20190605191029j:plain

そんなストファイの背景っぽい場所の近くに鵜飼商店というコロッケの有名店があったので立ち寄りました。

 

tabelog.com

 

f:id:gatomoshi:20190605190953j:plain

メニュー。コロッケ一個65円。めっちゃ安いですね。

あとメニューの上に貼られた大島高校学祭のポスターを見て、秒速5cmに出てくる種子島の女子高生がかわいかったのを急に思い出して「どこでもいいから離島の高校に通ってみたかったな」としんみり思いました。

ちなみにコロッケは大至急食べ尽くしてしまったので写真ありません。食べログを見ましょう。

 

f:id:gatomoshi:20190605192150j:plain

そういえば全然前知識なかったんですが、伊豆大島を歩いてるとめちゃくちゃノラ猫に出会いました。しかもみんな人懐っこくて、

 

f:id:gatomoshi:20190606005010j:plain

気付いたら友人が完全に包囲されてました。

あるんですねこんなこと。お腹を空かせているのか分からないけど全員めちゃくちゃかわいい猫なで声を出して足元にすり寄ってきます。

とはいえ手元に食べ物がないし、何より勝手に餌付けしていいか分からなかったので大変申し訳ない気持ちになりながら延々歩いて撒こうとしたんですが、

 

f:id:gatomoshi:20190605192556j:plain

まじでどこまででも着いて来ました。

さっきの写真からここまで、誇張なしに1km弱は歩いてます。

かわいすぎたのでリュックに詰めて高速船で東京にお持ち帰りしようかと一瞬血迷いましたが、怒られる未来しか見えなかったので涙をのんでお別れしました。

 

f:id:gatomoshi:20190605192413j:plain

ネコとさよならした後は、伊豆大島にある日本で唯一の砂漠に行きました。

 

f:id:gatomoshi:20190605192530j:plain

はい。

霧がヤバすぎてあっち側みたいな光景が広がってますが、これが伊豆大島名所の一つ、裏砂漠です。

日本唯一の砂漠(国土地理院が発行する地図に日本国内で唯一「砂漠」と表記されている)で、海岸線同様、火山の噴火で堆積した真っ黒くて小さい火山岩に一面おおわれています。

標高がそこそこ高くて、平地が汗ばむ陽気でもここはめちゃくちゃ寒いです。上着を着て行きましょう。

 

f:id:gatomoshi:20190605192334j:plain

視界がめっちゃ悪い中周囲を歩き回ってたら「もく星号遭難の地」という看板があってここで37名が犠牲になったとかそういう内容が書かれてたので、この深い霧と相まっていよいよあっち側感が高まってきて怖くなったので急いで退散しました。

 

f:id:gatomoshi:20190605192544j:plain

これは筆島です。

一応伊豆大島名所の一つらしいのですが、波と風に浸食された細長い島があって、それ以上でもそれ以下でもありません。でも島を一周するときには必ず通る道中にあるので、見ておいて損はないと思います。

 

f:id:gatomoshi:20190605192350j:plain

そんな感じで島を一周してたらサンセットの時間になりました。きれいですね。

今すごくどうでもいいこと言うけど、yoshiが書いた意味不明な携帯小説の表紙にこんな光景があった気がします。気のせいかもしれませんし、気のせいだといいなと思ってます。

 

f:id:gatomoshi:20190605192507j:plain

サンセットの後は地元の居酒屋に行って伊豆大島名物のべっこう寿司を食べました。

唐辛子醤油に漬けられた魚(これがべっ甲みたいに見えるからべっこう寿司らしい)で作ったお寿司で、めっちゃ美味しいので伊豆大島に行く機会があれば絶対食べてください。

 

あとは三原山登山をしたりしたので気力があれば綴ります。

 

さようなら。

 

伊豆大島①:熱海-伊豆大島のジェット船で死ぬほど船酔いした話

こんにちは。ベリービジー

 

f:id:gatomoshi:20190605192337j:image

突然ですが、かつて仕事としてわざわざ東京から箱根湯本の温泉宿まで出張して宴会をしたことがありました。


f:id:gatomoshi:20190605192409j:image

そしてこれはその宴会翌日、せっかくここまで来たしということで熱海港から伊豆大島に船で向かおうとしてる様子です。

最近特に書くこともないので、その記録を綴ります。


f:id:gatomoshi:20190605192500j:image

この派手な船に揺られます。片道3700円弱でした。今いくらかは知りません。

天気が悪く風が強い。とても嫌な予感がします。


f:id:gatomoshi:20190605192400j:image

まぁいいや。乗ります。

 

実はこの船、普通のフェリーとかと違ってジェットで船体を海面から少し浮かせてかなりの速度で進む高速ジェット船なので、基本的に着席厳守です。

出入り自由の屋外デッキとか、船の中を走り回って冒険するとかそういう船っぽいイベントは一切ありません。なんなら通常航行からジェットに切り替わる時にはトイレにも行くなというアナウンスもあり、まるで飛行機です。

 

www.tokaikisen.co.jp

↑リンク先の東海汽船の船です。


f:id:gatomoshi:20190605192602j:image

めちゃくちゃ前の話なのではっきりとは覚えてないけど、確か1時間弱くらいで伊豆大島に着きました。

案の定かなり揺れた上さっき書いた理由からフェリーみたいに外に出て風を浴びることも出来ず、結論から言うと死ぬほど酔いました。吐きそうです。

ただ、一緒に行った先輩が既に僕の横で思いっきりリバースしててなんなら僕の席のエチケット袋まで使ってたのでただただ耐えるしかなく、掛け値無しの地獄でした。そこまで盛大に吐いてるならトイレ行けよと思うかもしれないけど「揺れがデカいので動くな」という旨のアナウンスがあり離席もできず、阿鼻叫喚とはこのことだなと思った。

乗り物に弱い人は海が荒れる日に高速船というか船舶全般に乗るの絶対やめましょう。

(上に貼ったリンク先には「揺れない」「酔わない」という文言がセールスポイントとしてデカデカと記載されていたので、凪の日には全く揺れないんだと信じたい)


f:id:gatomoshi:20190605192559j:image

着いた直後の船内。この写真からは分からないけどいろんな席で複数人リバってます。なんだこの状況。辛すぎる。


f:id:gatomoshi:20190605192346j:image

気分が悪いまま港で借りたレンタカーに乗り込み宿に向かいます。

冷たくて爽やかなジュースでも飲んで胃を落ち着かせようと思い宿の中にある自販機見たら目が飛び出るような価格設定で死ぬかと思いました。

離島への輸送コストって凄いんですね。


f:id:gatomoshi:20190605192550j:image
f:id:gatomoshi:20190605192357j:image

泊まった民宿内のお土産屋さん。伊豆大島はツバキと明日葉とキティちゃん推しということが分かります。

 

船内でリバースしまくってた先輩を筆頭に既に全員満身創痍ですが、この後も島内をいろいろ散策したのでまた改めて記録します。

 

さようなら。

令和1回目の日本ダービーでそこそこ勝った記録

こんにちは。

 

平成最後とか令和初とかそういう文句にだいぶ食傷気味な感じありますが、令和1発目の日本ダービーに行ってきました。今日の出来事です。

 

f:id:gatomoshi:20190526122620j:image

都心から京王線で府中の東京競馬場に向かいます。新宿駅もラッピングされてる。扱い代理店は汐留か赤坂か虎ノ門か……


f:id:gatomoshi:20190526122648j:image

席を確保したくて午前中のうちに府中競馬正門前駅着いたのにもうこの人出です。先が思いやられます。


f:id:gatomoshi:20190526122616j:image

着い太郎。


f:id:gatomoshi:20190526122629j:image

お約束のこれはお約束なのでちゃんと撮影しときましょう。


f:id:gatomoshi:20190526122612j:image

「しまった競馬場着いたはいいけど現金全然持ってきてないよ」って人も場内の目立つ場所にATMへの案内があるので無限にお金を賭けることができ、安心です。JRAは親切ですね。


f:id:gatomoshi:20190526122633j:image

f:id:gatomoshi:20190526122643j:image

午前11時過ぎはこんな感じの人出です。まだ許容範囲ですが、日本ダービー出走時刻の15時40分が近づくにつれこの付近は恐ろしいことになります。


f:id:gatomoshi:20190526122625j:image

まぁ今からそんなこと気にしてもしょうがないし何より馬鹿みたいにあっっっついのでビールを飲みましょう。競馬場のビールは居酒屋の3割増しで美味しいので最高です。


f:id:gatomoshi:20190526122638j:image

あと焼きそばも食べました。この安っぽい味が最高にうまい。

 

f:id:gatomoshi:20190526150334j:image

で、なんかんやしてるとあっという間に第10レースになりました。日本ダービーは11レース目なのでそのひとつ前のレースです。人口密度がすでにヤバい。

 

f:id:gatomoshi:20190526152655j:image

とか言ってたらその第10レースもすぐ終わり、いよいよ日本ダービー出走馬たちが入場してきました。半端じゃない歓声です。



f:id:gatomoshi:20190526152701j:image

慣れないパノラマ撮影をしたらよく分からん感じになったけど、こんなに人がいるんだよということを言いたかったらしい。

 

f:id:gatomoshi:20190526153048j:image

そして上の写真はiPhone7の最大望遠で捉えた国歌斉唱している木村カエラです。あの赤い点がそうです。まわりの色味が全般的に黒っぽいせいで、逆スイミーみたいな写真になってしまった。

 

f:id:gatomoshi:20190526153357j:image

で、さっきから人出がすごいと繰り返しているけど、具体的には110,643人もの入場者がいたらしいです。入場料が一人200円だから、誰も馬券を買わなくてもJRAには22,128,600円の収入があったということになりますね。クソボロいので、来世では皆さん絶対JRAに就職しましょう。

 

f:id:gatomoshi:20190526153843j:image

日本ダービー出走直前に、「いまここで自爆テロが起こったら最悪だな」とか思いながら撮った写真がこれです。全員身動き一つとれないヒト地獄がここにはある。

 

f:id:gatomoshi:20190526153840j:image

あ、いよいよですね。

 

 

f:id:gatomoshi:20190526195030j:image

スタート直後。110,643人の声援で鼓膜が破れそうです。


f:id:gatomoshi:20190526195033j:image

で、結果なんですが、割と穴だった1番のロジャーバローズを軸にワイドで買ってた(なんでそんなことしたか自分でも分からない)ので、しょぼいながらもそこそこバックがありました。これとは別に4~10レースでもトータルで諭吉が一人仲間になってたので最高の気分です。やったね。


f:id:gatomoshi:20190526195023j:image

そこそこ勝ったので新宿の美味しいと評判のラーメン屋に行きました。


f:id:gatomoshi:20190526195027j:image

うまい!!!!

またこのラーメンが食べたいのでJRAさん次もお小遣いたくさんください。

 

さようなら。